日本と海外の「車検」について

自動車検査登録制度、いわゆる「車検」と呼ばれる制度は、自動車が保安基準に適合しているか確認するため、国土交通省が一定期間ごとに一定規格以上の車両を検査することです。
スクラップ破砕作業中、混入していた自動車の燃料タンクからプロパン ...

日本の車検制度では、たとえば一般的な小型自家用乗用車の検査にかかる手数料そのものは2,000円弱といったところですが、同時に「自動車重量税」と「自動車損害賠償責任保険」を2年分一度に収めるため、合計50,000円程度の費用負担が最低でも必要になります。
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これをもって日本の車検が高額であるという印象を受けますが、一部の方が指摘するように、海外と比較しても「車検代そのもの」は決して高くないと思われます。逆に「自動車に関する税」に関しては、海外に比べ、べらぼうに高いとか二重課税の可能性など問題が山積のようです。
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一方、車検そのものが無用であるとする考えもあります。専門家でない私には制度の是非は分かりません。しかし、よく言われることで「車検があるのは日本とドイツくらいだ」とか「アメリカ、フランス、中国には車検がない」といった話がありますが、調べたところアメリカの州の80%以上が、その州ごとに何らかの車検制度を持っていますし、欧州の主要な国々も車検制度があります。
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フランスだって1992年から車検制度を導入しています。中国も内実はどうあれ、制度として車検を取り入れています。つまり車検という制度そのものは、少なくとも自動車の利用率が高い多くの国々では珍しくない制度であり、「日本だけの特殊な制度」ではないようです。こと「アメリカ=車検がない」に至っては、もはや都市伝説レベルです。

もちろん、文化や国民性の違いはあるようです。コトの真偽は定かではありませんが、欧米では車両の安全確保(予防保全)は自己責任であり、整備不良車の事故に関しては非常に厳しい罰則があるという話はよく聞きます。

しかし日本においても、自分が所有する車両を健全な状態に保つことはドライバーの義務です。つまり一部のユーザーが曲解している「車検を受けたら自分の自動車は次の車検まで安全が保証されている」という考えは、間違いということですね。そういう意味でも、自動車の点検整備義務という意味で、日本と海外にさしたる格差は見受けられません。

そもそも車検は「その時点での自動車の状態」が安全・環境基準を満たしているかの検査です。わずらわしいと思わずに、自分の愛車を見つめなおす良い機会ととらえてはいかがでしょうか。